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悲しみのミルク

ペルー映画です。

監督 クラウディア・リョサ

主演 マガリ・ソリエル

Lateta_asustada

ファウスタの老いた母が ずーっと

歌い続けて生きていた歌。

たぶんケチュア語。

黒い画面に流れる。

(字幕があったけど)

ファウスタをみごもっている時期に、

陵辱され、夫を殺されたという顛末。

歌だけだから、文言から各々が感じるモノ。

それの 濃度で映画の見方は

変わってくると思う。

いたましさから 目をそらしたかった。

すると、

母のなきがらを故郷の村へ埋葬するために、

お金が必要で仕事にでる、ファウスタ。

なきがらには、油をぬり布を巻いて

寝台に寝かせてある。

脇で、母に持たせる祭祀の?品を

折ながら、自身の身体の奥の秘密を

明らかにした医者のカルテも

折鶴にする。水がたまったタライの中に。

世話になっているおじの娘は

結婚式のケープの長さが短い。

親の愛情の証だからもっともっととせがむ。

お金無いよ。とおじさん一家も貧しい。

この家は、結婚式をセッティングする業務を

おこなっている。

といっても、

式場があるわけじゃない。

Lateta2

階段を登って登って、そこの村の広場で、

新郎新婦友人親族が輪になって面談。

新郎の友人が彼に代わって、

プロポーズの言葉を。

そして、部屋に屋根が欲しいから、

おとうさん よろしく(ご援助を)なんてことまで。

結婚式をもりあげるMCは ファウスタのおじさんhappy01

ファウスタも画像のようにユニホーム姿で、

お手伝い。

踊る踊る。新郎新婦。新婦と父親などなど、

みんなが踊れるsign03 サルサか何かわからんが、

ワルツは ほんの チョビット。

音源は ポータブルデッキだったり、

お金のかけられる人たちは、生演奏だったり。

新居に用意される家具なども

実物が 大勢の人手で行列して登場。

ファウスタはお金のためにメイドを。

街の白人のピアニストの屋敷で。

通いの仕事だけど、一人では帰れない。

怖いのだ。街が。

壁に沿って歩くことで、魂をとられないとも思っている。

屋敷の出入りの庭師と徐々うちとける。

様々な花のなかでヒナギクが好きという

ファウスタに 花の茎は指紋と同じ。云々。

danger画像でファウスタがくわえている花は 何ですか?

「ジャガイモの花が無いのは何故?」

ときいたファウスタに

「一人で帰らないのは何故?」と尋き返す。

「そう決めたから。」

庭師も 「決めたから」と。

Lateta_2

階段を自転車を肩にかついで登り ファウスタの村まで、

送ってくれた庭師。家にファウスタがはいるまで

見届けてくれた。彼を見ているファウスタ。

だんだんに ファウスタの心が解けてゆく過程。

母の恐怖や絶望,悲しみを母乳から感染して、

恐乳病になった。と信じる村人たち。

おじも、医者に「リマには無い病気」と語る。

ファウスタが身を守るために身体にいれた、

ジャガイモを医者は避妊なら別の方法が・・・・・と

理解できない。

彼女の両足の間から芽がではじめ、

ファウスタは 芽を切り取る。

でも、芽はまたでてくる。

いとこの結婚式の日、

屋敷へ行き倒れる。庭師に助けられ、

病院へ行き ジャガイモをとりだし、

やっと 母の呪縛(っていっちゃcoldsweats02)から

他に目をむけられる明るい未来を

想像させて映画が終わる。そこが良かった。

白人の作曲家が ファウスタの 口ずさむ歌を

盗用したエピソードは 下劣だが、

ファウスタの村と作曲家の住む街を対比させ、

作曲家の困難(新曲ができない)と

ファウスタの抱えたものとの質の違いも対比させている。

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