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アベルの小さな世界

監督:ディエゴ・ルナ

ABEL

Abel_1

映画冒頭 かたつむりの 家の部分がアップ。

畑の中に 何人かのこども。

少年の指の上で、頭をだしたかたつむり。

見終わって、電車の中で、そのシーンをおもいだした。

家をしょって生きている かたつむり

邦題に小さな世界が何故ついたか?

って 考えていて・・・・

お迎えよ。と 園長先生の声で少年アベルは、

かたつむりを 捨てる。

声の主は園長でなくて、看護師さん。

アベルの母親と主治医との会話で、

男の子はココには長くいられず、

首都の病院へ移らなければならない。

遠方へやりたくない母親が自宅へ、

連れ帰る。わかる症状は不眠。しゃべらないこと。

処方される薬を携え不安を抱きながらの母。

アベルは無表情。

タクシーで帰り着いた家には、

彼の姉と弟。彼らにも心を閉ざしたまま。

4人でテーブルに着く。

夜、眠れないアベルは深夜TVをつけて鑑賞。

(父と子、男と男 あれこれの 西部劇)

のようにみえるらしいが、壊れている。

学校へ行く姉は、弟パウルに食べさせ、

着替えさせ、パウルの手をとり、

アベルといっしょにとむずかるパウルをバスに乗せる。

母の手伝いが ちょっと負担になっているみたい。

おとうさんが居ない。

アベルは物置の古いトランクの中から、

両親の写真や、家族の写真を何枚も見つけ、

1枚ずつ 眺めている。

その夜、両親の寝室へ行き、

戸棚からだした父親のバジャマを着て、

母の横で、両手を重ねて眠りについた。

母は朝になって、びっくりしたけど、

アベルが眠れたことにほっとしていた。

でも、

アベルのようすがちょっと 変 (゚ー゚;

おかあさんは、パパのパジャマを切って

アベルのサイズにつくりなおす。

パウルの参観日にアベルも連れて出席。

「父親参観日のための授業が続くけど」、と

思案気なパウルの担任。

お子さんに説明をしてネ。と

縫い物をしている母のそばで、姉が

宿題をしている。

アベルたちふたりは テレビをみている。

「1台テレビを売ってきてちょうだい」と

姉にささやく。

あんなに楽しんでいるみたいなのに、

Σ( ̄ロ ̄lll)。と思った。

「音が出る方?画面が出るほう?」

「どっちでも、アベルの薬代がかさむの。」

ママ、ここにサインして」

「なーに」

「成績表」 

「あとでね」

とここで アベル登場。

どれどれ フムフム と まるでおとうさん。

減点の理由まで深く追求。素直なおねえちゃんは

ホントのパパに答えるみたいにする。

そして、親の確認欄に 

アベルがミミズの筆跡を。

アベルは病気よ。病院へ。と動揺する姉。

病気でも、家族よ。

病院へやったら会えなくなっちゃうわ。と母。

姉のボーイフレンドとのシーンも、

おもしろい。姉弟の愛情が感じられる。

若造扱いして、おとなの口調で話すから、

BFが唖然とする。

BFに 弟がバカ扱いされると、憤慨してくれる、

やさしいおねえちゃん。

弟のパウルがアベルに自分で描いた猫の絵をみせた。

アベルが

「猫は目が丸くて、キバがあって そして、

ヒゲだと」話しながら パウルの絵に加えてゆく。

こどもの絵に こどもがプラスして

やはりこどもの絵のままだけど、パウルは

うれしい。

パウルは アベルが兄でも父でも 関係ない。

よくわからない。でも

相手になってくれることが、うれしい。

移民としてアメリカへ渡ったままの夫と

残された母親とこどもたち。

メキシコでは、珍しくない家族という。

母親の愛情を語った映画というが、

こういう境遇のなかで、おねえちゃんも

とても細やかな神経のやさしい人と、

描写されている。そして、

置き去りにした父親には 言いたいことが

山ほどだろ。

ある日2年ぶりに帰ってきた父親が

長女にデジカメをおみやげだと渡す。

「ふんsign01angry」と テーブルに。

ふらっと帰ってきた父親が、アベルに

無職のかわいそうな親戚の人扱いされるのは、

痛快だ。

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アベルとパウルの役者は500人のオーディションで

選ばれた。アベルが決まり、実の弟がパウルに決まった。

初演技の こどもの演出については、

あらかじめ脚本を渡すこと無しに、

撮影当日に演技させた。

家の中はセット撮影。

町は アグアスカリエンテス で撮影。

映画に映ったほど、キレイナ町ではないとか。

通訳が入る前に 笑った人は 10人くらいだった。

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

アベルは  どうなるのでしょう

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

父親は、アメリカに渡っていたのは2ヶ月ほどで、

あとはメキシコへ戻り、

別の女性と暮らしていて、最近女の子がうまれた。

アベルの主治医で、幼馴染で、

若い頃妻を争った友人でもある彼に

女性と赤ん坊の写真を

しゃあしゃあと みせ のろける。

その口で、妻の浮気をなじる。

女性と赤ん坊の写真が娘にあげた

デジカメに残っていて、娘もしることなる。

母にすぐに言いつけることもなく胸に。

けんかの勢いでそれも発覚し、

母の浮気も明らかになり、

言い争う両親をみて、アベルは・・・

翌朝の大一騒動。

父親がアベルと洗面所にこもり

アベルを正気に戻そうとするが、

力まかせの脅しではどうにもならない。

アベルをおびえさせ、追い詰めてしまう。

放心状態の

アベルを抱きしめ、母は夫父のいままでの仕打ちを

重ねてなじる。

出てゆく夫。

大きなカバンをぶらさげたアベルと、

手を引かれたパウル。

泳ぎに行こうと以前から約束のオホカリエンテへ。

こどもふたりの姿が無く、必死に探す大人。

両親と医者。

弟をさがしていた姉は、BFをみつけた。

アベルが  メールで デートをセッティング

BFもアベルたちをいっしょに探す。

プール。

姉といっしょのパウル。

アベルと施設で別れる母。

おみやげを 手に訪ねる母。

好物のあめを 口にしたアベルは

大人っぽく笑った。

おしまい。

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