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画家と庭師とカンパーニュ

監督: ジャン・ベッケル(殺意の夏 ’83)

主演: ダニエル・オートゥイユ (左)

    (橋の上の娘 ’98  愛と宿命の泉 ’86)

主演: ジャン=ピエール・ダルッサン (右)

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村道をバイクの音。音が聞こえるまで景色をみせてくれる。

犬に 「ついて来るなヨ」と。この犬は毎回毎回、

庭師が通う道を途中までついてくる。

バイクが止まったのはピアノが聞こえる古家。

庭師に応募した彼と、雇った画家は

おさななじみで、いたずらっ子同士だった。

いっしょに畑用の道具を買ったり、思い出を語ったり。

家庭菜園が見事に出来上がる頃までには、

それぞれ、妻や子についての悩みや、楽しみなど、

あれこれ深くかかわってくる。

ふたりは、「ジャルダン」「キャンバス」とふたりだけの、

呼び名を決める。画家が女友達にそれを教えたと、

むくれる庭師。

画家が製作中の作品に口出しして、イライラさせたりしても、

子供じゃないから仲たがいにはならない。

Jardinero1_2

画家はパリで、妻と別居中。離婚はしたくない。

これほど素敵な時間はないだろうと、思われるほど、

ふたりがかみあっていいな(*^-^) ・・でもやっぱり、

悲しいことが待っていた。

カンパーニュ、子供時代を過ごした村、の実家を

両親の死のあと訪れ

父親は封印した絵画の世界へ進んだ画家。

庭師は国鉄を退職し、国鉄時代はつらいことが多かった

と話すが、語り口に激しさはなく懐かしいんでいるようにも。

マリファナたばこに酔ってわめきだした画家を

菜園へ連れ出し、ふたりが雨にあうシーンが良い。

翌日ヤワナ画家は風邪を引き、庭師は新車のバイクで

さっそうと登場する。が死神がその日そろそろと・・

画家が鼻をかみながら作品にむかい、

その目の隅に庭師が畑で倒れるのがみえた。

手遅れのお腹。

開腹手術、縫合、帰宅、約束の釣り。

大きな鯉をふたりで生け捕り、鯉に

死神を重ねる庭師はもう自分のことがわかっている。

5度目の今回も川に鯉を戻した。次に画家が

庭師の団地を訪ねると、画家は自分の菜園で、

作物に並んで横たわり、「お腹が楽だから」と

すこしずつ収穫しつつ、ラジオで音楽をきいていた。

自分の好むように死期を迎えていて、

とってもうらやましい描写だった。

妻の肖像画を画家に頼んで、目の色が素敵な

その人を画家が書き上げる頃

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