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元禄忠臣藏

江戸城松の廊下

激しい力に引かれる人の如く、追って、追って、追ってー。

内匠頭 「(追ひすがりざま)上野ッ(振向くのへ)意恨、覚えたか!」さッと斬り下す、悲鳴、動顚して逃げ出す上野の背後へ更に一太刀ー                 元禄忠臣藏シナリオよ

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元禄忠臣藏がリバイバル上映されたときの

パンフ。定価350円 東映株式会社/松竹・大谷図書館

が出典です。

浅野内匠頭=嵐芳三郎

吉良上野介=三桝萬豊

監督 溝口健二

前編1941年昭和16年

後編1942年昭和17年

part1とpart2 sign02昔もsign01

溝口監督の原寸主義といって、松の廊下も

江戸城内にあるもの、そのままを松竹の

オープンセット場に建てた。

溝口監督のワンカット主義で

膨大な材木と人員が投入されたこの廊下も

あっという間に撮影終了した。

大石内蔵助以前にも、以後にも仇討は無数に

あったのに、赤穂義士伝のみ何百年たっても

日本人に愛され続けた意味とは。

 

  

素朴純粋な士道を貫くという事。

ただ殿様の仇討ちをしただけでない。

御政道に批判を加え、つまり喧嘩両成敗の御大法がありながら

裁判もなく即日庭前での切腹に対する怒り。

武士相身互の情けを失って、武士道が形骸化てしまった

江戸城内の気風に対する怒り。

公儀で決定のあと相手方吉良上野介邸にうちいり、

その首級をあげることは公儀に対する、

批判、反抗である。が

公儀批判を口にはせず、討ち入りの事実の

裁定を、幕府に問いかけている。

母の誕生日が12月14日

子供の頃から 「うちいりのひ」「ちゅうしんぐら」と

意味もわからなく、口にしていた。

パンフを読みながら、理解しはじめ興味もでて、

この映画見たいナ。

1941年制作費が120万円。

今ではいくら?300億円のレッドクリフを抜くのでは?

映画もこれまで八十本余も作られているといわれている。

これまでが1978年頃までらしい。

(参考パンフに年がはいってないweep

1978年の 深作欣二監督

「赤穂城断絶」を見た記録があるが、覚えていない。

刃傷に至る前のシナリオ

ト書き

この日、元禄十四年三月十四日、恒例の柳營行事のうちにても、特に大事のぎしきとせらるる年頭勅使接待の第三日、勅使既に登城ありて、雁の間に休息し、将軍の出座を待つ間のこと。妙に深閑とした感じで、人影のない松の御廊下が長くのびてゐる。長き間   折柄四ツ刻を知らせる太鼓が鳴り出づる。

下の大杉戸の白孔雀の絵から抜け出たやうに現れた、当日の勅使饗応役浅野内匠頭の必死の形相。遠く前方、御廊下が矩の手におれようとするあたりで、立止まった姿の吉良上野が御臺所付用人梶川與惣兵衛に何か教へてゐる様子、そのまま歩き出し、矩の手を折れて二人の姿が消える。

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